昨秋の東京・明治神宮外苑。イチョウが4列に並ぶ通りは鮮やかにライトアップされ、多くの人が訪れていた。だが並木道を西に折れ、秩父宮ラグビー場に向かう道に立つ18本に華やかな光はなかった。
外苑では今、再開発が進んでいる。反対の声もある中、昨年10月には樹木の伐採や移植が始まった。神宮球場とラグビー場の場所を入れ替えたうえで建て替え、超高層ビル2棟を新築する計画だ。高木計619本が伐採される予定だが、旧神宮第二球場の周囲にあった樹木は、すでに多くが伐採、または移植された。
事業者は4列の並木はこの場所で保全すると説明しているが、18本は当初案で「伐採」。現在は「移植を検討」となっている。イメージ図を見ると、この付近には新しい神宮球場のスタンドがある。
4列の並木とは違う道をたどる可能性が高い18本のイチョウ。その通りの先には、過去にある学校の正門がありました。記事の最後では、約100年前の神宮外苑上空からの写真と現在を比較しています。
外苑の案内板によると、18…